バールのこじ開け

バールのこじ開けはかなり手荒な手段に含まれる空き巣の手口です。
ドアの隙間にバールなどの工具を差し込んでテコの原理でむりやりドアをこじ開けるというものです。
この方法ならものの数分でドアをあけることが可能です。いくら性能のいいシリンダーを使っていても開けられてしまいます。

日本の玄関は住宅事情により外開きになっているものが多いです。外開きのドアはこじ開けに非常に弱いのです。隙間があればバールを差し込むことができます。
バールこじ開けをされたらピッキング対策もサムターン回し対策も意味がありません。
ドアの強度がない家は特にピッキングよりもこじ開け対策をしておいたほうがいいかもしれません。

対策方法としてはドアガードプレートや補助錠の取り付けが有効です。さらに、振動に反応するセンサーアラームをつけておけば泥棒が警戒する可能性が高いです。
バールこじあけは被害にあった場合、修理費用も高く付きます。一番避けたい侵入方法かもしれません。
家に帰ってきた時に玄関ドアがぐんにゃりと曲がっているのを見つけた時、どんな気持ちになるでしょう。きっととんでもなくショックを受けると思います。
そんなことにならないためにもきちんとこじ開け対策についても配慮しておくといいですね。
きちんと対策をしておけば泥棒に狙われることもありません。

コメントは受け付けていません。